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TPTステップリストを活用した機能テストのプロセス

機能テストプロセスの自動化・効率化をサポート

要求に基づくテスト設計、すなわち機能テストの準備には手間と時間を要します。カバレッジツールを用いて構造テストを自動化するように、機能テストにおいてもツールを用いた自動化・効率化が欠かせません。

機能テストツール「TPT」を用いることで、手間がかかる機能テストにおいて、テスト環境構築からテストケース作成、テスト実行までのプロセスを簡略化することができます。テストプロセスの簡略化により工数やミスを削減できるだけでなく、より複雑なテストや評価基準を扱うことも可能となるため、テストの質の向上にもつながります。

従来のテストプロセス

①テストケースの準備(テスト設計、テストベクタ作成、テスト結果期待値の準備)

Excelを用いたテストベクタ作成のイメージExcelを用いたテストベクタ作成

テストの準備として、テストケースを作成するプロセスです。テスト設計をもとに、時系列のパラメータ変化を記述したテストベクタを作成します。通常、テストベクタの作成は、Excelなどを使用して、すべての入出力信号の値をステップごとに記述します。同時に、テスト設計に基づき、テスト結果のパラメータ期待値を準備します。

このテストベクタ記述方法は、すべての入出力信号の値を記述するため、テスト項目に影響のない信号や、信号の値が変わらない待機時間のデータまでも記述する必要があり、手間がかかる、ミスが発生する、テストの意図が見えにくい、といった課題が発生します。

②テスト実行(テストドライバや実行環境の整備)

テストを実行するためのテストドライバを作成し、テストケースを切り替えながらテストを実行するプロセスです。テストドライバは、テスト対象の入出力が増えると大規模化・複雑化し、作成に時間を要します。また、自前のテストドライバには、メンテナンスが困難といった課題も発生します。

テストドライバの作成とメンテナンスのイメージテストドライバの作成とメンテナンス

TPTのテストプロセス

すべての入出力信号の値をステップごとに記述していくテストベクタ作成方法には、手間がかかる、ミスが発生する、テストの意図が見えにくい、という課題が発生していましたが、TPTは、テスト対象のインターフェースを解析し、抽出した情報をもとにテスト記述を行うことで手間とミスを減らします。

テスト対象から抽出したインターフェースをもとにテストベクタ作成のイメージテスト対象から抽出したインターフェースをもとにテストベクタ作成

テストステップリストのイメージテストステップリスト

また、TPTはテストステップリストと呼ばれるテストベクタ記述方法により、シンプルな記述で信号の動きを確認しながらテストケースを作成することができます。このテストステップリストに期待値を記載しておくことで、テスト実行時に評価も同時に行われます。

テストステップリストは、抽出したインターフェースを用いて、テスト設計者がテストケースに必要な信号だけを選択して記述します。これにより記述量は圧倒的に少なくなり、テスト内容のチェックも容易になります。

そして、作成したテストケースを実行するためのテストドライバは、TPTにより自動的に作成されます。従来のテストプロセスでは欠かせないテストドライバの作成や、変更発生時のメンテナンスなどは不要です。

このように、従来のテストプロセスで行ってきたこれらの作業は、すべてTPT上で自動、もしくは簡単な設定により行うことができます。機能テストにおける無駄な工数やミスの削減は、ツールにより実現可能です。

TPTテスト実行例 -Simulink®モデルの例-

TPTの操作と、TPTにおけるテストの実行例をご紹介します。

TPTは、テスト対象のインターフェースを解析し、入出力の信号、パラメータ、データ型などをすべて抽出します。

Simulinkモデルとインターフェース抽出のイメージSimulinkモデルとインターフェース抽出

また、このときテスト環境の構築も自動で行われます。TPTとテスト対象を繋ぐテストハーネスが生成され、TPTは入力としてテストケースをテスト対象に与え、それに対する出力をテスト結果として受け取り、評価を行います。

テスト対象とTPTを繋ぐテストハーネスのイメージテスト対象とTPTを繋ぐテストハーネス

以上の設定で、テスト実行の準備は完了です。

続いて、テストシナリオに応じて、先ほど抽出したインターフェースをもとにテストケースの作成を行います。テストステップリストを活用することで、グラフィカルに信号の動きを確認しながら必要な信号だけを用いたシンプルな記述で、テストケースを作成することができます。また、信号の期待値の設定を行うことも可能です。

  • 抽出した情報をもとに記述されるテストステップリスト

    抽出した情報をもとに記述されるテストステップリスト

  • テストステップリストを用いたテストベクタ記述

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  • ※Simulinkは、MathWorks社の登録商標です。

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