STL SOLIZE テクノロジーラボ
お客さまの思い、社会の希いを叶えるために
イノベーションを起こし続ける
SOLIZEテクノロジーラボは、未来の技術を先取りし、イノベーションを創出する場として、2018年4月に設立。お客さまの未来のニーズを特定し、研究機関や企業、団体などとのオープンなパートナーシップを通じて、日々研究、調査を続けています。私たちは、イノベーションこそが、明るい未来を切り開くと確信しています。
イノベーションを躍進させるSOLIZEテクノロジーラボ
自動車業界は、CASE(Connected、Autonomous、Shared、Electric)という4つのキーワードに象徴される100年に一度の大変革期を迎えています。このような環境下で必要なことは、時代の変化を正しく理解し、技術の潮流を読み、必要な技術と人材を育てることです。
今、日本で、世界で何が起きているのか、その課題解決のためには何が必要なのかを考え抜くことが大切であり、徹底的に議論し考えを深めていくことがイノベーションに繋がるのです。
SOLIZEテクノロジーラボの役割は、技術開発、技術系人材の育成、情報発信の3つ。とくに技術開発に注力しており、外部パートナーとオープンな協力関係を築きながら研究を進めています。
オープンな技術開発で、社会の課題を解決する軽量化に挑む
Theme 01自動車の軽量化
SOLIZEテクノロジーラボが掲げる3つの技術開発テーマの一つが、自動車の軽量化。軽量化によって燃費が改善され、ひいては地球温暖化という課題解決に貢献できます。
軽量化のトレンドは、大きく分けると2つあります。
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01.材料を変える
一つは材料を変えること。たとえば、車体に使用される材料を鉄からアルミニウムに変えることで自動車全体の重量は軽くなります。しかし、アルミニウムは鉄に比べ強度が低いため、板厚を上げるなどの強度アップの対策が必要です。解析を用いて上手く鉄とアルミニウムを使い分けないと、軽量にならないことになります。SOLIZEは現在、慎重に適材適所に有効な材料を使うマルチマテリアル化を検討しています。 -
02.構造を変える
二つめは合理的な構造変更をすること。現在、シミュレーションを活用して、力のかかる部分だけを補強し、その他の構造は無駄を省き軽くすることができる最適化設計について研究を行っています。
これらを踏まえ、社外パートナーと組んで軽量化に関する共同研究を開始します。
モデルベース開発(MBD)領域での強みを活かし、
自動運転開発競争を勝ち抜く
Theme 02自動運転
SOLIZEテクノロジーラボの技術開発における2つ目のテーマは自動運転。自動運転については課題が非常に多く、長期的な視座で取り組むべきテーマです。
現在国内では、自動運転は運転支援段階の「レベル2」ですが、「レベル3」の実用化に向けて、開発競争が激しさを増していくことが予想されます。そして、「レベル3」が普及すれば、次は「レベル4」への競争が始まります。少なくともこの先10年は熾烈な開発競争が続き、ますますスピードが求められることになるでしょう。
SOLIZEは、内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/自動運転(システムとサービスの拡張)」の「仮想空間での自動走行評価環境整備手法の開発」コンソーシアムメンバーとして活動に関わっています。