3D CAD/CAE
卓越した3D CADエンジニアリングで
未来のニーズに応える
SOLIZEは、自動車の設計解析に革命をもたらした3D CADにいち早く注目し、1990年の創業以来、3D CADを駆使した設計解析の技術とノウハウを蓄積してきました。この技術的な資産と経験は、エンジニア一人ひとりがより高次の提案をすることを可能にしています。SOLIZEは、これまで磨いてきた確かな3D CAD技術をベースに、未来のニーズに応えます。
3D CADのパイオニアとして最高の技術力を提供する
3D CADは単なる道具ではなく、3D CADデータによって、製品開発の設計から試作、生産工場、サプライヤー、販売・サービスまで、それぞれの機能をつなぐコミュニケーションツールです。製品開発においては最も重要なツールとなります。
SOLIZEには、この3D CADのパイオニアとして積み重ねてきた設計解析の技術力とさまざまな領域での豊富なプロジェクトの実績があります。また、エンジニア一人ひとりが技術的資産を受け継ぎ、個々の技術力に磨きをかけています。
SOLIZE では、3D CAD による設計解析のエキスパートとなるエンジニアを育成するため、3次元化教育を徹底的に行っています。高次の教育を受けたエンジニアは、自動車業界における完成車メーカーや部品メーカーなどお客さまの開発の現場で、数々の製品開発プロジェクトに携わってきました。その結果、両者の技術を理解した製品開発の経験10年以上の中堅・ベテランが数多く育ち、お客さまの開発支援に貢献できる集団を形成しています。
SOLIZEは、3次元化の推進と導入コンサルティングサービスで先頭を走ってきましたが、今は中堅・ベテランエンジニアの知見を結集し、開発業務の一括受託を加速させています。
自動車の設計技術を活かしたロボット開発
SOLIZEは、受託型の開発も行っています。受託業務の柱の一つは、自動車の製品開発で培った技術を活かすことができるメカニカルデザインの領域です。
たとえば医療関係のプロジェクトでは、薬が収納されているラックから、患者さんに処方する薬を迅速に間違えることなく選び出す機能を搭載したロボットを開発しました。自動車開発の経験を活かして、ユーザビリティを最大限に考慮したデザイン、信頼性のある機構設計、生産性や商流まで考慮した部品設計を行いました。これらの技術は、今後、無人のコンビニエンスストアなどさまざまな自動化設備にも応用できると考えています。
また、介護用のロボット製作では、外装設計を担いました。ロボット工学の三原則を前提とし、人間との共存を図った親しみのあるデザインイメージで設計。稼働領域を考慮し、スマートに見せるためのミニマムレイアウトも施しました。
ロボットには、中身の筐体、モーターやバッテリー、基板やハーネスなどさまざまな部品が組み込まれているからです。最終的に、強度剛性に対してCAEを用いた設計にも取り組み、製作に至りました。この点においても、自動車の内装設計で培った技術力と経験が活きています。
技術に加えてセンスと知識が必須の上屋・内装設計
もう一つの柱は、自動車の設計・解析業務における上屋・内装の一括受託です。 上屋・内装の設計技術として、SOLIZE独自の設計基準書を用意し、構成される領域ごとの法規、開発スタンダード、部品構成、製法・工法、新技術の取り込み、CAE、不具合を理解し、お客さまの要件に応えることが求められます。
上屋・内装の設計には、3D CADの技術のみならず、センスと知識も必要です。可動部分がどのように動くか、他の部品への干渉はないかを判断する空間想像センス。車室内の快適性につながる「熱」や「騒音」に関する知見。部品に用いる材料の物質特性に関する知識。この3点は、長年にわたって3D CAD技術を磨いてきたSOLIZEならではのナレッジです。
私たちは、近い将来、動力機関が内燃からEVに取って代わろうとも、上屋・内装設計のニーズは不変だと考えています。なぜなら、上屋・内装はお客さまにとって最終消費者から選ばれる差別化要因だからです。自動車の主要モジュールは、プラットフォーム、上屋、内装ですが、ドライバーや同乗者が身近に感じる上屋・内装を豊かな感性で持ってデザインすることが付加価値を高めるでしょう。とくに新興国を含めたEVスタートアップの台頭で、ニーズはさらに高まると予測しています。
自動車の未来を見通した高次のエンジニアリングサービス
未来を見据えた時、自動車のEV化は時代の必然です。今後求められる大きな技術要素は、燃費性能が焦点になるとすれば、軽量化。そして、車内の静粛性が高まることで、より居住性も求められるでしょう。多くのバッテリーを積む、乗員を保護するという観点では、衝突要件の検討も重要だと考えます。
SOLIZEのミッションは、搭載できるエネルギー量で十分な航続距離を確保するために、バッテリー以外の部品を軽量化すること。この点は材料の置き換えを含め開発を行っています。
今の自動車業界では、CASEに代表される多様化するニーズに応えたり、また関連する新興メーカーの台頭もあり、開発リードタイムのさらなる短縮が求められたりしています。その流れを受けSOLIZEは3次元化によって部品の流用設計や、リアルとヴァーチャルを融合させるデジタルツインを加速化させています。
自動車の進化に伴うニーズの変化。これに応えるため、SOLIZEが開発の手を止めることはありません。未来の要請を見通し、お客さまに高次レベルの提案、高付加価値・高品質なサービスを提供できるエンジニアリングパートナーであるために、SOLIZEは進化を続けています。