INTERVIEW

お客さまのハッとした表情が出た瞬間
そこが変革のはじまり

2002年キャリア入社(2017年に他事業部から異動)
神奈川大学 工学部 建築学科
前職:住宅メーカー
新規事業開発、変革コンサルタント

生産性を高め、日本の産業に貢献したい

入社のきっかけ

前職では大手住宅メーカーの建築事業部門に所属し、事業用建物の提案業務を担っていました。建設業界の中では工業化が進んでいるメーカーではありましたが、量産品を扱う他業界のメーカーと比べて生産性が高いとは言えませんでした。2000年初期は、住宅メーカーでの3Dモデル活用はお客さま向けのプレゼンテーション資料に用いる程度でしたが、自動車業界では設計検討だけではなく、金型や光造形のためのデータとして活用されていました。当時のSOLIZEのWebサイトでは、3Dデータを活用して実際にモノができあがっていく様子を動画で紹介していました。それを見た時に大変驚き、リードタイムが短縮されることで莫大な生産性向上を実現するSOLIZE独自のプロセステクノロジーを知り、私もその領域に携わっていきたいと思い転職を決めました。

数年後にどうありたいか、全社を見据えたゴール設定が大事

入社して感じたこと

入社当初は、SOLIZE株式会社(旧SOLIZE Engineering株式会社、現在のデジタルドリブンエンジニアリング事業部)のオフサイトモデリングチームで、自動車OEMなどの特定のお客さまに対し、設計領域に特化して業務を遂行していました。お客さまの業務を見る中で、さらに生産性向上を図れるのではないかと感じるようになり、またさまざまな業界のお客さまを知り、設計以外の領域でも自身の経験を増やしていきたいという想いが強くなりました。そのような考えから希望を出して、SOLIZE Innovations事業部(変革コンサルタント)に異動しました。

SOLIZE Innovations事業部では、ゴール設定をお客さまと議論しながら定め、特定部門に縛られることなく、全社的な視点で変革をプランニングしていきます。その点では難しくもあり、悩み、苦しむこともありますが、非常にやりがいを感じます。当事業部のメンバーは常に変革を考えているプロフェッショナルなので、お互いに高め合いながらもフラットに相談できる関係で、私にとっては大変貴重な環境であると感じています。

ボトムアップとトップダウンの両サイドからの変革アプローチ

業務経験

前事業部では、自動車メーカーで開発中の車種1台分の3Dモデルデータ、解析用データをチームで構築していました。はじめは国内のメンバーのみでしたが、途中からはインドへのオフショアリングも行うようになりました。部品点数が多く、扱うデータが多いため、データマネジメントするためのツール開発や効率化のための自動化も進めました。SOLIZE Innovations事業部に異動してからは、自動車業界、プラント業界、その他製造業のお客さまを対象に、アセスメントから設計標準化、設計ノウハウの可視化、構築したものの運用定着支援とさまざまなプロセスに対し、一通りの変革活動を支援してきました。

実務担当者視点のボトムアップアプローチと、経営や全社視点のトップダウンアプローチで分析を行い、現状が可視化されたものをお客さまに見せた時に「それってつまり」「そうなんですよ」という言葉が出ると、それが小さな変革の始まりで、お客さまの表情の変化を引き出せた時に嬉しさを感じています。

現在の担当業務

「SpectA」シリーズとして展開しているAIプロダクトサービスの導入支援や、導入前のお客さまへの提案活動に従事しています。

ウィズダム・エンジニアリングの進化

今後チャレンジしたいこと

SOLIZEは「ちえづくり」という本の中で、「"人の知恵を活かし、ITを使いこなして、設計製造プロセスを革新する"ことをミッションとし、持続的に組織の知恵を育む"知恵のプロセス"についても取り組んでいく」と記しています。

現在私が担当しているAIプロダクトサービスもこの考えに基づいており、導入する過程で得られる「気づき」や「人財の成長」に価値を感じてもらえることが多々あります。このような価値をより多くのお客さまに感じてもらえるよう、今後もプロダクトサービスの錬磨をしていきたいと考えています。また、我々が提供するプロダクトサービスの活用を通じて、意識せずとも自然と知恵を育むプロセスが実行されていく、そして「知的資産の創出」がハイサイクルでできるようになっていく、そのようなプロダクトサービスを提供していきたいです。

業務経歴

業務経歴

皆さんへのメッセージ

多くのお客さまが自分たちの業務に課題を感じ、変革したいという想いがありますが、なかなかうまく進められずにいるのが現状です。それは情報を正しく集められない、先入観が邪魔して客観的な判断ができないからだと思っています。我々は数学の図形問題を解く時に補助線を引くように、徹底的に可視化を行い、さまざまな視点で問題を見える形にしていきます。お客さまに気づきを与えることができると、お客さまの表情が変わり、その変化に伴って業務の変革が前進していきます。劇的な変革成果を成し遂げるには、それなりの時間と労力が掛かりますが、お客さまのちょっとした変化に嬉しさを感じながら変革を推進しています。

ENTRYエントリー

ものづくりの現場から、
未来をデジタル変革せよ