SOLIZE

北海道東川町との共創活動

SOLIZEグループは、2024年10月に北海道東川町とオフィシャルパートナーシップ協定を締結しました。
本協定は、これからの地方や日本の未来に向けて、町と企業等が社会的価値を共創する東川町独自の制度を活用したものです。
2025年6月からは、総務省の地域活性化起業人制度を活用して、
SOLIZEグループの選抜社員2名が東川町役場に勤務し、さまざまな共創活動を推進しています。

本取り組みが目指すのは、SOLIZEグループのデジタルものづくりの力を活かして、町の持続的発展に寄与することです。
東川の基幹産業の一つである木工家具事業とのコラボレーションや、ものづくり人材の育成などをとおして、
木工事業の発展やものづくり文化の発展につなげていきたいと考えています。

SOLIZEグループは中長期の目標に掲げているように、事業の公益性と創造性を広く構え、次世代の社会変革の担い手となることを目指しています。
東川町との取り組みがまさにその第一歩となり、地域社会に貢献できる事業を創造していきます。

東川町

北海道のほぼ中央に位置し、東京から約3時間、旭川空港から車で約10分のアクセスのよい場所にあります。東部は山岳地帯で、日本最大の自然公園「大雪山国立公園」の区域の一部であり、大雪山連峰の最高峰旭岳(2,291m)を擁します。道内唯一の上水道がない地域で、水道水は大雪山由来の地下水のため蛇口をひねると出てくるのはおいしい天然水。総人口は約8,600人で、1985年に「写真の町」を宣言して以来、自然と文化と人が出会う「写真映りのよい」まちづくりを進め、過疎でも過密でもない「“適疎”な暮らし」を推進し、人口減少の時代において、全国的にも珍しい人口が増え続けている町です。

地域ブランディングや地方創生に成功した事例として取り扱われることも多く、若い世代を中心に移住希望者が増加し、セレクトショップやレストラン、カフェなど、地元出身者や移住者がセンスにあふれた店を次々とオープンさせている、どこか北欧風の小さな町となっています。

東川町公式サイト

駐在員

2025年6月から「地域活性化起業人」として東川町役場に駐在している、SOLIZEグループの社員です。現地の声に寄り添いながら、木工家具事業とのコラボレーションや次世代のものづくり人材の育成など、地域の未来を切り拓く共創プロジェクトを推進しています。

SOLIZE PARTNERS株式会社
エンジニア
齊藤 英樹

東川町とのオフィシャルパートナーシップ協定のもと、町に関わる多様な皆さまに向けてデジタルものづくりを展開し、次世代を担うものづくり人材の育成や、地域産業の担い手づくりを目指して活動中。
2025年には、小学生や留学生を対象とした3D CADや3Dプリンターの体験型デジタルものづくりワークショップを企画・運営。また、東川町主催のイベントでは、3Dプリンターで製作した小物やノベルティを配布し、東川町役場の皆さまと共にイベントを盛り上げ、多くの皆さまにデジタルものづくりの魅力を体感していただいた。
さらに、地域産業である木工家具にデジタル技術を掛け合わせることで新たな価値創出を目指し、木工事業者の皆さまと協力しながら研究や開発にも取り組んでいる。

メッセージ:
「ものづくりは、誰にとっても身近で楽しめるものだと信じています。これまで培ってきた経験を活かし、東川町という「ものづくりの町」で、町民の皆さまがものづくりを日常の一部として感じられる環境づくりに取り組みながら、多くの方にものづくりの魅力を伝え、自分の手で形にする楽しさを実感できる機会を広げていきたいと考えています。」

SOLIZE Ureka Technology株式会社
シニアコンサルタント
亀山 泰良

東川町における「ものづくり」と「人づくり」の両面に関わる取り組みの企画・推進を担う。行政や関係者と連携しながら、東川町が目指す姿の検討を進めるとともに、地域の木工事業者が抱える課題に対し、技術的な視点から解決策の検討や試作を行っている。具体的には、廃番となった部品(丁番)を3Dプリンターで代替するための検証や、デジタル技術と木工を組み合わせた新たな製品開発の支援。また、町民参加型のロボットコンテストにおける部品製作のサポートなど、次世代を担う人材育成や、ものづくりに触れる機会の創出にも関わる。
本取り組みを通じて、伝統的なものづくりを大切にしながら、新しい技術も無理なく取り入れられる環境づくりを支援するとともに、業務の標準化・デジタル化による日々の作業負荷軽減や、それを担う人材の育成にも取り組む。
コンサルティングで培ってきた知見に加え、3D CADや3Dプリンターといったデジタルツールを活用しながら、地域に根ざした実践的な支援を進めている。

メッセージ:
「私たちが目指しているのは、地域の皆さまがそれぞれのスタイルでものづくりを続けながら、必要に応じて新しい技術を取り入れられる環境をつくることです。伝統的なものづくりと新しい技術が共存し、それぞれの強みを活かしながら発展していける姿を目指しています。そのために、日々の業務負担を軽減するための取り組みや、技術を活用できる人材育成など、小さな実践を積み重ねています。」

取り組み

SOLIZEグループは、木工事業者とのコラボレーションや、ものづくり人材の育成、町の活性化事業への参画など、さまざまな取り組みを実施しています。

1.木工事業者とのコラボレーション

木工事業者との取り組み

東川町の基幹産業である木工家具づくりに対し、地域の事業者の皆さまと対話を重ねながら、現場に根ざした取り組みを進めています。日々のコミュニケーションのなかでうかがう業務上の課題や、ちょっとした困りごとに対して、デジタル技術を活用した解決の可能性を検討しています。

たとえば、廃番となった部品の代替として3Dプリンターでの製作を試みたり、家具の製造や輸送の過程で使用される補助部品や治具の試作を行ったりするなど、小さなテーマから実践的な検証を重ねています。また、デジタル技術を活用することで従来の加工では難しかった形状や構造の実現可能性を探り、木工と組み合わせた新しい製品や表現の検討にも取り組んでいます。

こうした取り組みを進めるにあたっては、一度に大きく変えるのではなく、現場の負担にならない範囲で取り入れられる方法を大切にしながら、デジタル技術の活用を提案しています。あわせて、業務の整理や標準化といった観点から、既存業務を少し効率化するための取り組みについても検討を進めています。

これらの活動を通じて、伝統的なものづくりの価値を大切にしながら、新しい技術を無理なく取り入れられる環境づくりを、地域の皆さまと共に模索しています。

「隈研吾&東川町」KAGUデザインコンペに協賛

SOLIZE Holdingsは、東川町にて開催された「隈研吾&東川町」KAGUデザインコンペに協賛しました。
「KAGU」とは人間と世界の間をつなぐものの総称で、従来の家具という概念を拡張したものです。

KAGUデザインコンペは、次の時代を担う若者に、新しい丁寧な暮らしの提案につながるデザインを募るため、旭川家具の主要産地である東川町が世界的建築家の隈 研吾氏と共同で開催しています。

(参考)

2.ものづくり人材の育成

留学生向け3D CAD・3Dプリンター活用ワークショップ

東川町には全国初の公立日本語学校があり、多くの留学生が学んでいます。
その環境を活かし、SOLIZE PARTNERSの現役エンジニアが講師となり、留学生向けの3D CAD・3Dプリンター活用ワークショップを開催しています。

ロボットコンテストでの設計・試作支援

地域のものづくりに関心を持つきっかけづくりの一環として、町民が参加するロボットコンテストに関わる取り組みを行いました。コンテストで使用される部品の製作にあたり、3D CADや3Dプリンターなどのデジタル技術を活用し、設計や試作のサポートを行っています。

子どもから大人まで幅広い参加者がものづくりに触れる機会となるため、単なる部品提供にとどまらず、製作プロセスそのものを体験として楽しんでもらえるような関わり方を意識しています。
こうした取り組みを通じて、デジタル技術になじみのない方にも、ものづくりの楽しさや可能性を身近に感じてもらうことを目指しています。

小学生向けデジタルものづくりワークショップ

子どもたちにデジタル技術への親しみや、ものづくりの楽しさを感じてもらうため、小学校高学年向けのデジタルものづくりワークショップを開催しました。

参加した子どもたちは3D CADを使って自分だけのデザインを制作し、その場で3Dプリンターによる造形を体験したほか、SOLIZE PARTNERSが開発したVR・ARアプリを活用してデジタル技術の魅力に触れました。

3.町の活性化事業への参画

2026年「東川町リビングラボ」に参画

SOLIZE Holdingsは、東川町が2024年度にスタートした「東川町リビングラボ」に参画しています。

「リビングラボ(Living Lab)」とは、「日常の生活空間やスタイル(Living)」を「未来をともに創るための場(Lab)」と捉え、企業人材・自治体職員・研究者・地域事業者などが協働して、さまざまな仕組みや商品・サービス、制度・事業などを共創する場や手法のことです。

「東川町リビングラボ」は、東川町と日本郵便、慶應義塾大学SFC研究所が連携し、2023年に立ち上げました。2026年度以降も産官学民が連携し、より豊かな未来社会を育むための「まちづくりの推進」や「事業・サービスの開発」などに取り組んでいます。

SOLIZEグループでは、この活動の一環として、東川町の家具木工産業に象徴されるものづくり文化を未来につなぐため、町民が体験・学習・実践できる「ものづくり空間」の整備を検討しています。

(参考)

「ひがしかわゼロカーボンフェスタ2025」に出展

東川町で開催された「ひがしかわゼロカーボンフェスタ2025」に出展しました。本イベントは、ゼロカーボンの実現に向けた町の取り組みや、町内外の事業者による取り組みを、楽しく体験しながら学べる場です。

SOLIZEグループのブースでは、量産工法として3Dプリンティングを採用し、CO2排出量削減につながったトヨタ自動車LEXUSのオプションパーツ製作の取り組みや、サステナブルクリエイティビティラボ(Sustainable Creativity Lab、略称:SCL)による生物資源を活用した新しいものづくりの形を紹介しました。

(参考)

トピックス

SNS