COLUMN技術コラム

[No.1] 造形物の断面研磨と内部観察

2018.01.15

3Dプリント 金属造形

金属3Dプリントではレーザー(もしくは電子ビーム)で金属粉末を溶かし、造形を行います。

また、材料である金属はその種類によって、融点や吸光率などの物性が異なります。
そのため金属の種類が変われば、粉末を溶かすのに必要なレーザーのエネルギーも変わります。
つまり造形時には材料毎にプリンタの出力を変える必要がある、ということです。

レーザーパワーやスキャンスピードなど、調整すべきプリンタのインプットパラメータは多岐に渡りますが、
緻密で高強度、高硬度な造形物を得るためには、それらのパラメータを適切な値に調整することが肝要です。
さらにその上で製品形状やサポート配置などの要件を最適化する必要があります。

装置メーカーの指定材料を使用する場合は、チューニングされたパラメータレシピが支給されますが、
装置メーカー指定外の材料を使用する場合、パラメータを1から調整しなければなりません。
独自のパラメータレシピを作成するにあたって、造形物内部の状態を確認することは必須です。

その方法として、SOLIZEでは造形物の断面研磨を行っています。

小さくカットした造形物を樹脂に埋め込み、その断面を研磨し、研磨された断面を顕微鏡で確認することで
粉の溶融状態、巣の入り具合等をチェックします。
それらの情報をパラメータに反映し、より高密度な造形物を造るためのレシピを作成しています。

なお、現在SOLIZEで受託製造を行っている 4材料PDF は、すべて密度99%以上を達成しています。

造形物の断面研磨と内部観察のイメージ

造形物の断面研磨と内部観察のイメージ

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